広川智基写真展「本郷零時3分」東京大学本郷キャンパス

広川智基と広川泰士と佐藤卓のトークイヴェントがあったので、それにあわせて見に行く。
東京大学の本郷キャンパスは始めていったのだけど、感覚的には東京タワーのそれと近しいか。
安田講堂下にある学食でごはんを食べた。キャンパス探索も面白いかも。
佐藤卓の話が面白い。先週の情熱大陸のちょっとした裏話もあり、僕も番組を見て彼に興味があったので楽しかったね。
あと広川智基って広川泰士の息子なのね。同じ名字だからもしかしてと思ったらそうだったみたい。
トークもそんな気心の知れた三人だったので穏やかに楽しい雰囲気でした。

時間堂「月並みなはなし」王子小劇場

時間堂は昔から公演があるたびにDMを送っていただき観劇のお誘いがあったのだけど、
なかなかスケジュールの都合やらなんやらで、なかなか足を運んでいなかったのだけど、今年は見に行ってるね。
シネマプライスっていうのもいいのかもね。今回の作品は再演らしいのだけど、再演たり得る作品だね。
普通に良いというか、物語や人物達が普遍的なものを内包しているからなのか。
初演は見てないので今回初見なのだけど、
感情の揺さぶりが気持ちいいくらい共感できて、これもある種の演劇体験の良さを十分楽しめる作品でした。

海堂尊「ブラックペアン1988」

なんだか彼の作品ばかり読んでるようなのだけど、立て続けに出してるよね。
今回は同じ世界を踏襲しつつも時間軸が違う作品です。
現院長の若かりし頃のストーリーで、前作というか一作目から読んでる人は楽しめる作品だと思う。
なんだかここまで続くと、企画もののドラマを改変期ごとに楽しんでるみたいだね。

角田光代「三面記事小説」

これは三面記事を元ネタにフィクションを作り上げた小説集です。
あたかもその事件の背景はこうだったんじゃないかと思わせるくらい読ませます。さすが角田光代かなと。
短編集なので、ぐいぐいと最後まで読むのが止まらないくらい面白かったね。彼女の作品も安心して読めるね。

鈴木理策「熊野、雪、桜」東京都写真美術館

展示と言うことをすごく考えさせられる展覧会でした。彼の展示はいつも考えられているものなのだけど、
今回の展示もかなり良いものでした。これは写真集だけでは味わうことの出来ない写真体験のひとつだと思う。
作品自体は、見たことがあるものも多く、僕としてはちょっと物足りない部分もあったのだけど、あの展示の良さで満足かな。