Archive for June 2006

30 June

「芸術起業論」村上隆

書店で目について、パラパラと立ち読みをしたら面白かったので購入。
彼はもともと熱い人だという認識があるのだけど、全くその通りな内容でした。刺激的で熱く書き殴った感がある内容と文章。
危機感の提示、アーティストとしての資質の問題、プレゼンテーションにブランディングについての考え方など。
1日で一気に読んでしまったわ。また時間をおいて読み直そう。

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27 June

「チーム・バチスタの栄光」海堂尊

面白い。物語のリズムもよく、登場するキャラクターもおのおのがたっていて、一気に読ませるね。
僕は一気に読みたい願望を押さえつつ読んだけど、スピードつくね。
続編や別建てのストーリも予感させるくらい世界が出来上がっていて、作者も考えてるんじゃないのかなと思わせる。
あと、エンターテイメントとして優れているからドラマ化や漫画化などしても楽しめると思う。
20:32:00 | memoryrecord | No comments | TrackBacks

19 June

「ラッシュライフ」伊坂幸太郎

最初の方はなかなか物語世界に入り込むことが出来なかったけれど、徐々に世界ができあがっていくにつれて
読むスピードがあがった。そして時系列も物語も騙し絵のように収斂していく。
それぞれの物語は閉じないで放っておかれるので、それを良しとするかは好みが分かれるところかな。
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11 June

映画「嫌われ松子の一生」

「下妻物語」が面白かったので中島哲也監督の最新作を見に行く。
本編が130分と長いのだけれど、テンポ良く飽きずに最後まで見せてくれます。出演者も豪華だし、小ネタも豊富。
最後はもうちょっとコンパクトでもよかったけどね。でも松子の一生の締めくくりだから、これくらいの余韻はいいのかな。
あと中谷美紀が美しすぎて、晩年だんだん朽ちていく松子のリアリティがイマイチだったけど、
話自体救いようのない話だから、それくらいでいいのかな。
そう、ストーリーがストーリーなだけに、原作を読んでみたくなった。小説的だと思うんだよね。
23:51:00 | memoryrecord | No comments | TrackBacks

08 June

「チルドレン」伊坂幸太郎

WOWOWで映像化されたそうで、やはり彼の作品は映像向きなのかな。
五つの短編集なのだけれど、作者も最後に書いているように、一つのながい物語として楽しめる。
最初の一編を読み始めたとき、おいおい、これじゃあまるで「陽気なギャングが地球を回す」じゃないかと思ったけど杞憂でした。
キャラクターの作り方と物語の世界は好感が持てる。面白くて一気読み。
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