「ユージニア」恩田陸

面白い。彼女の作品はいつも安心して（一定の満足感がある）読めるのだけど、今作も良いね。
どういう風に落とし込むのか、ワクワクしながら最後まで読める。
珍しく、読んでいる途中で何カ所か読み直ししたよ。

レンタルいろいろ3

「ドラッグストアガール」
クドカン脚本の映画。ハチャメチャ具合が楽しいけど、クドカンはドラマの方がうまいかも。
「東京原発」
原発啓蒙映画としては、うまくできてると思う。エンターテイメントとしてもちゃんと見られるし。
「エイコ」
麻生久美子の魅力で見せる映画。おはなし的にはもう一考できたんじゃないかな。低予算映画の典型。

「セックスボランティア」河合香織

1ヶ月ほど前にCXのノンフィクションに身体障害者の恋愛を取り上げた物語があって、興味深かった。
その流れでこの本を知り、借りて読む。
うーん。どうなのだろう。もっとショックを受けるかと思っていたけどそうでもなく、
新しい感覚もあまりなく、ありのままの事実の提示はできているのだけど、いま一歩何かが足りない気がする。

「ベストセラービジネス書のトリセツ」松田尚之,齋藤哲也

新刊で図書館の予約があまりはいっていなかったので、すぐ借りられた。
タイトル通り、ベストセラービジネス書を的確にわかりやすく説明した書評集。
どれも良い悪いバランス良く記されてあって、この手の本にしては面白く読むことができた。

「となり町戦争」三崎亜記

図書館本なのに、推薦帯ごとラッピングするのはどうなのよ。
でもまぁそうしたくなるくらい面白いということか。
まぁ、ものすごい傑作とまではいかないけど、面白く一気に読んだ。
奇妙な設定にもかかわらず、ぐいぐいと小説世界に入っていくことができたし、うまいとも思う。
ちょっと甘い部分もあったけどね。