Archive for July 2007

28 July

プロジェクト・ジーザス「ジーザス・クライスト・レディオ・スター」東京芸術劇場小ホール

お誘いを受けたので見に行く。エンターテイメントとして完成された演劇です。
楽しい。面白い。泣ける。と大声で笑い、涙を流すことのできる、観劇ということを楽しめる作品でした。
演劇って沢山の面があると思うのだけど、エンターテイメント性の高い作品は、純粋に楽しむことを思うね。
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24 July

「薄闇シルエット」角田光代

「八日目の蝉」が僕にとっては結構意外な感じがしたので、この作品は、あっ角田光代だなと思いながら読んだ。
男の僕が読んでもうまいなぁと思ってしまうので、女の人でツボに入る人はガツンとくるのではないのかなと思ってしまう。
いくつになっても、人間ってあんまり変わらないよな(ある部分で)ってことを思うね。
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19 July

「ハル、ハル、ハル」古川日出男

作者も後書きで少し触れていたけれど、今作は古川色はあるのだけれど、転回した感じがある。新しい試みというのか。
でも、文章のグルーブ感やポップさは、現代(いま)風というと陳腐だけれど、クールで心地いい感じ。
彼の作品も読む人を選ぶのかな。
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15 July

「灰色のダイエットコカコーラ」佐藤友哉

前回読んだ「1000の小説とバックベアード」が面白かったので、新作のこれを読む。
この、地方都市に住む何者でもない10代後半から20代前半の鬱屈した感じは届くところがあるのだろう。
「腑抜けども〜」でも書いたけど、自分の能力を認め、全能感との折り合いの付け方を考えるわ。
でもこの作品は今の僕にはちょっとしんどかったな。若者が読むのが良いのかも。
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11 July

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」本谷有希子

映画の番宣をよく見かけるようになって、彼女の作品も気になっていたのだけど、まだ読んでないなと思い読む。
人間が幼い頃持っている全能感を幾つになっても持ち続けることを思う。
現実の自分の能力との折り合いの付け方とかを考えてしまうわ。
彼女の作品は他の作品も読みたくなったね。図書館に早速予約をいれよう。映画も機会があれば見たいな。
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