Archive for January 2007

24 January

「文学賞メッタ斬り!リターンズ」大森望・豊崎由美

芥川賞、直木賞が発表される頃、いつも彼らの受賞予想を読むのが週間になってしまったわ。
それもあって、この本を読む。なるほどなと思うところもあるが、僕もすべてを読んでいるわけではないので、
僕にとっては良い指南書として作用してるかな。
以前も語ったかもしれないが「人生は短い。この本を読めてもあの本は読めない。」。
でもいいタイミングに読むべき本と出会っていると思うこともあるね。
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20 January

「ララピポ」奥田英朗

彼の作品はどれも軽快に面白く読めるのだけど、こういう話もうまい。
作家がセックスをメインに描くことが多々あるが、彼の語るセックスも人間のダメさ加減も良いね。
タイトルのララピポの意味を知ったときは、あーと思いながらも、なんだが納得したわ。
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18 January

「アヒルと鴨のコインロッカー」伊坂幸太郎

とりあえず、図書館の予約がまわってこないときは、彼の旧作を取り寄せて読むことにする。
でも、彼の作品を読んで思うのは、個人的な意見だけど、近作の方がライトな感じがする。
この話も楽しく最後まで読むことが出来たのだけど、人が死にすぎる感じがしたかな。
なんだろう、バランスなのかな。
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11 January

「博士の愛した数式」小川洋子

彼女の作品を読むのは、もしかすると初めてなのかな。映画化もされたこの作品、実家の本棚に文庫本があったので持ってきて読む。
数学などの理系の教科の理路整然とした美しさは、僕も知っているつもりだけど、それを物語として着地してることに興味をおぼえる。
数学や物理の揺るぎない真実は、ある種強い信念として胸に迫ってくるね。
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08 January

「重力ピエロ」伊坂幸太郎

小説としての純粋な娯楽は、彼の作品によって享受していると思う。物語世界。
彼の作品をさかのぼって読んでいるけど、このあたりに集約されているんじゃないかな。
「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」っていう作中の台詞。今後にも通じる姿勢だね。
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