Archive for 05 July 2006

05 July

「嫌われ松子の一生」山田宗樹

いままで映像化された作品の原作を読んでも、それほど映像化されたイメージに引っ張られることはなかったのだけど、
この作品に関しては強烈に映画のイメージにどっぷり浸って読んでしまった。
小説には映画で省略されているエピソードや心理描写があるのだけども、それらも映画の映像イメージで読み進めていた。
改めて、あのインパクトの強い映画の映像イメージのエンターテイメント性に感心。
映画版は結構、原作を弄っているのかと思ったけど、小説を読むとうまくまとめてるなとこれも感心。
小説には、最後の10ページに映画版とは別のカタルシスがあります。
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