Archive for November 2005

16 November

「悪の読書術」福田和也

戦略的な読書のあり方をユーモアを含めて語った書籍だが、まあまあかな。
はじめの方は刺激的に読み始められたのだけど、後半に行くにつれて語り口のウイットのあり方がどうも面白さに欠けてきた。
読書といえば、昔は必ずブックカバーをかけなければ、人前では本を取り出すことが出来なかったのだけど、
いつの頃からか平気になっちゃたな。自意識がゆるんだか。
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02 November

「人のセックスを笑うな」山崎ナオコーラ

さっくり読めます。頭の悪そうな感じで、表層的に語られている関係や感情が持ち味か。説明しすぎない感じ。
芸術系に生きるある種の痛い女の人の感じは、なんだかリアルに伝わったかな。
もっと徹底的に詩的な部分を排除してもよいかもね。
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01 November

「泣かない女はいない」長嶋有

中編2作。この作者の話は初めて読むが、たんたんと静かに物語が進む。
主人公の女性が感情を抑えた感じなのだろうが、同世代の女性が読むと共感できるのかもしれない。
大人な感じね。静かで熱いっていう感情。なにげない日常、生活。
21:39:26 | memoryrecord | No comments | TrackBacks